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石油ストーブ
冬の暖房器具として一番身近な存在は石油ストーブではないでしょうか。
石油ストーブとは一般的に芯式の小型ストーブの事を言いますが、外部電源を必要とする石油ファンヒーターと区別されます。
石油ストーブは点火時以外は外部電力を必要としないため、乾電池さえ入れておけばどこでも持ち運びができるという利便性に優れています。
このタイプの石油ストーブは殆どの人が使ったり見た事があるのではないでしょうか。
続いて石油ファンヒーターは、灯油を電磁ポンプで気化部へ送り、加熱して気化させ、点火電極で着火します。
空気と灯油の混合割合や発熱量を電気的にコントロールできますので石油ストーブと比較して、火力調整の幅が広くなっています。
石油ストーブは、普及台数が多いため事故例も多く、記憶に新しいところでは松下電器産業がテレビや新聞などで呼びかけた事例があります。
1985年(昭和60年)から1992年(平成4年)製のナショナルFF式石油温風機及び、石油フラットラジアントヒーターには事故に至る危険性があります。
当該対象製品を未点検のままご使用になりますと、一酸化炭素を含む排気ガスが室内に漏れ出し、死亡事故に至るおそれがあります。
誠にお手数ですが、ご使用のFF式石油温風機及び石油フラットラジアントヒーターの品番をお調べいただき、未点検のお客様は、直ちにご使用を中止されるとともに、下記フリーダイヤルまたは、ご購入販売店までご連絡をお願い申し上げます。
(松下電器産業ホームページより)。
石油ファンヒーター、石油ストーブを使用する時は、お部屋の換気に注意しなければなりません。
石油ストーブは不完全燃焼を起こすと一酸化炭素を発生しますので窓やドアを開けて空気の入れ替えをする必要があります。
最近市販されている石油ファンヒーターは、不完全燃焼防止装置が設置されていますが、機械に頼って安全を過信することは危険です。
一酸化炭素を吸うと、息切れ、頭痛、疲労感、注意力散漫、めまい、吐き気、嘔吐、重症になると意識喪失、昏睡、死に至ることがあります。
燃焼を伴う暖房器具を使用する時は、十分な換気と器具の点検整備を行うことが大切です。